瀬戸内海を越えて
 瀬戸内海には,海賊衆と呼ばれる海を勢力基盤とする武装集団が活動していました。海賊衆は,潮流の激しい航海の難所に拠点を設け,広範な海域を支配しました。なかでも,伊予衆は鎌倉幕府が倒壊すると,瀬戸内海を北上して勢力圏を拡大します。江戸期になって社会が安定すると,航路の整備や経済の発展にともなって,安芸国の村々から瀬戸内海を越えて,伊予国へ他国稼ぎ(出稼ぎ)や物見遊山の旅がみられるようになりました。
 本広域連携特別展示(三館連携展)では,安芸国と伊予国の交流の歴史について取りあげます。

場所

大和ミュージアム ガイダンスルーム(入館料無料)
 

会期

令和元年12月4日(水)~令和2年2月3日(月)
 

展示資料

  • 猩々陣羽織(今治市村上水軍博物館所蔵)※12月11日(水)より展示
  • 小早川隆景書状(宮島学センター所蔵) ※12月20日(金)より展示
  • 「中国四国浦島図」(入船山記念館所蔵)
  • ほか約20点(期間中展示更新あり)