令和5年6月8日、大和ミュージアム(呉市)は新たな資料として呉海軍工廠製の40口径3吋(インチ)砲を取得しました。令和3年11月に、北海道積丹町神威岬の約30キロ沖合にて蟹かご漁船により引き揚げられ、北海道江差町において保管されていたものです。

砲架部分の銘板に「呉海軍工廠」の表記を確認できたことから、関係者間による事務手続きを経て、大和ミュージアムによる受入れを行うこととなりました。

北海道江差町を出発した40口径3吋砲は令和5年6月12日に大和ミュージアムへ到着予定です。

 

 <令和5年6月8日 北海道江差町で行われた引き受け作業の様子>

取得した40口径3吋砲の概要

  砲身:内径約7.6cm(3インチ)、全長約310cm(≒7.6cm×40口径)

  砲架:銘板が確認できるほか、砲耳軸、砲鞍、軸部、操作部(一部)も残されています。

銘板(令和5年6月8日撮影)

記載内容


 

本日(令和5(2023)年6月12日)、40口径3吋(インチ)砲は大和ミュージアムへ到着しました。
今後、保存のための処理作業を行いながら展示を検討していきます。

 <令和5年6月12日 大和ミュージアムに到着した40口径3吋(インチ)砲>

情報公開 2023年6月10日

情報更新 2023年6月12日