大和ミュージアムの屋外に展示している戦艦「陸奥」の舵とプロペラについて,いずれも前回の大規模整備から20年近くが経過し,表面の劣化が進んでいることからその保全のための整備を行います。

舵は,沈没海域から引き揚げた当時の形状をよく残しているため,それを保存しつつ,傷みの生じている塗装面の整備を実施します。

プロペラは,過去に展示用の翼面研磨を施した際の模様が付いており,引き揚げ当時の状態を再現することは困難であるため,今回改めてプロペラ本来の整備に準じた「研磨工程」を実施し,プロペラの曲面形状をより美しい状態で見て頂けるような整備とします。

舵及びプロペラの整備は造船会社,プロペラ整備会社,展示会社の協力を得ながら進めていきます。

整備期間中(令和6年11月から12月)は,足場を構築し,作業用シートで覆うため,舵とプロペラはご覧いただけません。

ご理解を賜りますようお願い申し上げます。