昨年度より,「3館連携特別展のあゆみ」と題して,これまでの3館連携展を振り返る展示を各連携館の間で順次実施しています。当館における3館連携展の始まりは,平成30(2018)年7月30日〜9月10日に開催された「秋山真之と日露戦争」でした。同展示では秋山真之や日露戦争に関係する資料を展示し,明治という時代を取り上げました。
今回の展示では,始まりとなった同展示に関連し,日露戦争にて急速な発展を見ることになった海軍及び呉における造船・造兵技術について扱います。とりわけ,その担い手となった海軍技術者と呉の関係性にスポットを当て,彼らがいかなる形で国内に蓄積された技術を継承・発展させたのかについて紹介します。
場所
大和ミュージアム1階 ガイダンスルーム(入館料無料)
会期
令和4年6月18日(土)~令和4年7月18日(月)
展示資料
- 大礼服(呉工廠長・海軍造兵中将 伍堂卓雄着用)
- 大礼服(呉工廠砲熕部技師 秦千代吉着用)
- 日露戦争時の手帳(秦千代吉使用)
- ほか計12点