2021年7月14日(水)より、1階大型資料展示室内に、「九一式射撃盤」の展示をしています。

九一式射撃盤(製造・寄贈:愛知時計電機株式会社)

 射撃盤とは、射撃相手の情報(距離、速度、方位など)をもとに、艦砲射撃に必要な諸元(射撃装置を動かすための指示内容)を導き出す機械式計算装置です。

 この九一式射撃盤は、射撃開発用における最初期のもので、昭和6(1931)年に海軍が愛知時計電機に14㎝砲用として発注し、製造されたものです。平成31(2019)年に横須賀の米軍基地構内(旧海軍横須賀砲術学校の敷地を含む範囲)から出土し、米軍横須賀基地の協力によって愛知時計電機株式会社が引き受け、令和3(2021)年、大和ミュージアムに寄贈されました。

【問い合わせ先】

呉市産業部海事歴史科学館学芸課 TEL 0823-25-3047