第24回企画展

 写真は、19世紀初頭のフランス、イギリスで誕生しました。日本に初めて写真機材がもたらされたのは嘉永元(1848)年のことで、オランダ船を通じて長崎へ輸入されました。日本の写真史はここから始まります。

 写真は、見たままの光景を正確に記録することができます。日本海軍においても、写真を重要視しており、戦場や記念行事などあらゆる場面を撮影してきました。また海軍工廠では、艦艇の建造や公試の状況などを撮影し、艦艇の建造技術の研究や、生産管理のために写真を活用してきました。

 鎮守府開庁後、呉には多くの写真館がありました。海軍に関連する施設が多く存在し、海軍兵学校への入校時や出征時などに、記念写真を撮影する機会が多かったからだと考えられます。

 本企画展では日本海軍が撮影した艦艇や工廠の写真(福井静夫艦艇写真コレクション)、呉のまちの写真館で撮影された写真などを展示します。写真資料を中心に、明治・大正・昭和の海軍工廠内の様子、呉のまちの変化を紹介します。

 本企画展を通して、海軍工廠の艦艇建造や、海軍をめぐる呉のまちの人びとの記憶にふれていただければ幸甚です。

会場

大和ミュージアム1階 大和ホール

期間

平成28(2016)年7月2日(土) 〜 平成29(2017)年1月22日(日)

休館日

毎週火曜日(祝日の場合は翌日)7/21〜8/31,12/29〜1/3は無休

入館料
一般(大学生以上) 800円(400円)
※常設展とのセット料金
※( )内料金は企画展のみの料金
※呉市内在住、在学の高校生以下は無料
高校生 500円(300円)
小・中学生 300円(200円)
主催

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)

問い合わせ

〒737-0029
広島県呉市宝町5-20 呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
TEL 0823-25-3017 / FAX 0823-23-7400
http://www.yamato-museum.com/