この4月23日は、大和ミュージアムが開館してから5周年にあたり、前後して各種イベントを行いました。

開館5周年記念式典

開館5周年記念式典

10分の1戦艦「大和」1日子ども艦長任命式

10分の1戦艦「大和」1日子ども艦長任命式

 

 私としては、開館準備の為に呉に来てから、もう6年が経過したわけで、時間の早さに驚くばかりです。

 私が、呉の海事資料館に関係したのは、平成5年頃からですから、15年以上になります。無論当初は資料的な相談を受けていたのみで、自分が仕事をするなどとは、全く考えず、「開館したら、直ぐに見に行きますよ」などと言っていたものです。それが、開館1年前から、初めての土地に来て、仕事をすることになったのですから、月並みな言葉ですが、人生は分からないものです。

 私が着任した平成16年以来、周囲のかたがたの協力は驚くほどで、多くの人から、言葉に尽くせないほどのお力を頂きながら開館を迎え、更に今日に至ったわけです。考えてみれば、大和ミュージアムの成功は、このような多くの方々のお力のお陰であり、特に、「大和ミュージアム名物」のボランティアスタッフのパワーは、大和ミュージアムの自慢でもあります。市と市民が、本当に力をあわせて作り上げたのが、大和ミュージアムと思っています。

 そんな環境の中で、超マイペースで、周囲の方に迷惑をかけている私を、支えていただいたことには、感謝の他ありません。

 5周年記念の企画展「高松宮と呉と海軍」も、学習院などの協力を得て、普段見ることの出来ない、貴重な資料を見ていただく事が出来、好評を頂いています。                                

高松宮と呉と海軍

高松宮と呉と海軍

 縁あって、高松宮の、海軍関係資料の多くが、大和ミュージアムに寄贈されているために、他館では出来ない企画展と自負しています。中には、私が30年ほど前に、当時勤務していた史料調査会で、お元気だった宮様から直接頂いた品々も、史料調査会の御好意で、現在大和ミュージアムに寄贈されたものも多数あります。当時何度も御殿に伺い、宮様にもお目にかかる機会があったものです。更に、一昨年、宮家整理のおりに、最後の記念品を頂くために、久しぶりに御殿に行き、多数の高松宮ゆかりの品ばかりか、妃殿下の記念の品も多数頂くことが出来た事を思うと、何だか、何十年も前から最後は呉に集まることになっていた様な気になり、運命的なものを感じてしまいます。

  展示品のなかには、昭和15年に朝日新聞社が企画した、東京〜ニューヨーク無着陸飛行の為に造られたA−26の献上模型がありますが、これは、全くの初公開であり、戦前の航空技術の、一つのピークを示すものとして、シンボル的な記念品です。

 今回の企画展も、多くの人に見ていただきたいと思っています。